小説の中の食べ物

投稿者: | 2004年6月26日

今日はだらーっとした日だった。寝たり、本を読んだり、ちょっとだけ掃除をしたり、炭水化物を摂取したり。しかも、だらだらすることに罪悪感が伴わない日だった。最高。  私は小説の中に出てくる食べ物の描写がすごく好きだ。小さい頃読んだ『ハイジ』の中の、干し肉とチーズと山羊のミルクと白パンに憧れた。特に外国の聞いたことがない食べ物に惹かれた。学研の新しい世界の童話というシリーズが小学校にあって、多分殆ど読んだのだが、10年以上前なのに食べ物関連の部分はよく覚えている。『ちびっこパンダは魔法使い』という本の主人公のパンダが好きな「カンゾウの根っこ」が食べてみたくて仕方なかった。『スプーンおばさんのぼうけん』のスプーンおばさんの夫の大好物の「こけもものジャム」の味を空想した。苔なのに桃、気持ち悪いのに甘いとかを想像してた。随分経ってからクランベリーのことだと知って愕然とした。『空飛ぶ家』のココア壺に憧れた。勿論ココアくらいはあったけど、壺に入ってるほうが断然おいしそうだった。逆に「これだけは食べたくない」と思ったのは椎名誠の『アドバード』に出てきた「白い豆のふやけたもの」だ。
今日読んだ本がワッフルが出てくる本だったので、ワッフルがとても食べたくなった。でも近くのコンビニに売って無かったので代わりにカステラを買ってきた。カステラを1cmくらいの厚さに切って、トースターで焼くと、さくっとしてほろほろしておいしい。

川上弘美著『ゆっくりさよならをとなえる』、ホリー・ホーヴァート著・代田亜香子訳『みんなワッフルにのせて』読了。


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